12月7日放送の「放課後カルテ」では、場面緘黙の少女 真愛ちゃんのお話でした。 今から9年前、「マンガ「放課後カルテ」から知る子どもの場面かん黙症」日生マユ先生の講演会に参加しました。 講演会内容については、大変わかりやすくまとめてくださっている方がいらっしゃいましたので、「放課後カルテ 講演会 レポート」で検索してみてください。 私が特に印象に残ったのは、連載時と単行本にしたときに差し替えたシーンがあったということです。 隣の男の子が鉛筆を取ろうとしたと周りの子が誤解して、男の子が「だまってるのずるい」といったときに、前の女の子が「どんてしてないよね、真愛ちゃんずるくないよ」といってくれます。そのときの真愛ちゃんは、鉛筆をにぎりしめて、連載時にはすこしほほえんでいるのですが、単行本のときは、悲しい表情に差し替えらています。 それは、わかってくれて「うれしい」よりも、「ありがとう」がいえなくて「悔しい」という気持ちなんだ、ということです。
ドラマでは「ずるい」という男の子の言葉が省かれていたようですが、わが子もちょうどこの頃、「ずるい」と言われたことがありました。それをおかしいと思って守ってくれる子もいるのに、その子たちに「ありがとう」がいえないことも同じぐらい辛いことでした。
なので、私はこの細かい描写に感動して、質問コーナーで日生先生に、質問というよりも 「ありがとうございます」と涙しながら感謝を述べていました(笑)
単行本にサインもいただき、そして、その年にある「かんもくフォーラム2015」のためにイラストとサインもお願いすると快く引き受けてくださいました。 つぼみの会としてお手伝いさせてもらった私たちは、「虹をかけよう」というコーナーでみんなで折り紙で虹を作るという企画を担当させてもらいました。
その冒頭で、「放課後カルテ」のお話にふれました。真愛ちゃんのやったエイヤーをしましょう!といって、「あいそらにえをかこう」を私たちが手話で歌い、みんなででエイヤーしました(笑) どこかのインタビューで日生先生が、その話題にふれて喜んでくださっていたのを見て、またうれしかったのを覚えています。 あれから9年もたったのですね。 あの時も感動したのですが、またテレビドラマ化で感動させていただきました。
その月日とともに
つぼみの会事務局メンバーの生活事情も変わり、介護や子どもたちの受験などで活動ができておりません。
来年にはお話会を開催したいと考えています。
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